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旧耐震マンションの耐震基準審査日記です
今回のマンションは[鷺沼アビエス]です。

鷺沼アビエスの耐震基準適合審査日記

鷺沼アビエス

今回のレポートは、「鷺沼アビエス」です。 依頼人は「東急リバブルの溝口センター」様で、今まで何回も仕事の依頼を受けている女性の担当者の方です。

 

所在地は、川崎区の宮前区で、東京のベッドタウンとしてのとても清閑な住宅地です。

現地調査の当日は、梅雨明けでとても蒸し暑い日でした。
金沢区の事務所を八時過ぎに出発、国道16号をひたすら北へ向かいます。
8時すぎなので渋滞はほぼ解消されていました。スムーズに車を進め、右に新杉田・磯子を見ながら中村橋を左折し浅間下へ向かいます。
浅間下から三ツ沢を経由して片倉町を経由して岸根の交差点を左折して川向方向へと車を進めます。 途中、北山田駅を通過してすみれがおかの信号を右折すると現地はもうすぐです。

有馬は東京のベッドタウンとして開発された住宅地です。 とても清閑な住環境です。 

「鷺沼アビエス」は、低層3階建ての壁式鉄筋コンクリート造で、当時としてはとてもおしゃれなグレードの高いマンション
であったと思われます。マンションの周りは戸建て住宅が点在しているので、周囲に溶け込めるように低層の3階建てに
まとめられたデザインです。

このマンションは、プレキャスト鉄筋コンクリート造なので、コンクリートの強度試験は必要ありません。
プレキャスト鉄筋コンクリート造は壁や床などを工場で作成して現地に持ち込んで組み立てる方式です。 他方、一般的な
マンションは現地で鉄筋を組み型枠を組んで現地でコンクリートを充填します。これを現場打ちといいます。
気象条件に左右される現場打ちはコンクリートの品質確保が難しい関係から、コンクリート強度の試験が必要です。

「鷺沼アビエス」の現地調査は、外壁に構造的なヒビワレやヒビワレから雨水が浸入することによって生じる発華現象
などもなく、躯体強度は今なお健全であると判定しました。 設計図書のデータを基に行う耐震診断が問題なければ、
耐震基準適合証明書を発行できるマンションであることを確認しました。

購入希望者の方は、耐震基準適合証明書の取得が購入の条件とされていましたので、発行可能な物件であることが
幸いでした。購入者様、東急リバブルの溝口センターの皆様 有難うございました。



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