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旧耐震マンションの耐震基準審査日記です
今回のマンションは[湘南ハイムFE棟]です。

湘南ハイムFE棟の旧耐震マンション

湘南ハイムFE棟

今回のレポートは「湘南ハイムFE棟」です。

今回の依頼主は、ミサワホーム不動産様です。 ミサワホーム不動産様は元付けの会社で、客付けの仲介会社様は生協系列の「アメニティハウス様」でした。 まず最初の問い合わせはミサワホーム様からでした。旧耐震の本物件に耐震基準適合証明を発行することの出来る事務所を探しておいででした。

しかし客付け側の仲介会社様の適合証明担当の事務所の見解は、旧耐震のために証明書の発行は無理であると通告されていたようです。 元付け会社側では、本物件が5階建て以下の壁構造らしいことから当事務所を客付け会社側に紹介していただけました。

アメニティハウス様のご担当にお話を聞くと、今までの担当事務所から適合証明は無理だといわれているのでいまひとつ不安だそうです。 そのため、可能な限り多くの資料をご提示いただき、
その書類上での確認では「現場打ちの壁式構造と類推されました。

どちらにしても旧耐震の場合では、構造設計図の情報の入手が欠かせません。
そのために管理組合様に設計図書の閲覧の承諾を頂く必要が有ります。仲介会社様を通じてその承諾はいただくことが出来ました。

気持ちの良い出張ドライブ

湘南ハイムFE棟

湘南ハイムは藤沢市の辻堂東海岸にあります。 

当事務所は金沢区にありますから車での運行ルートは葉山~逗子海岸~腰越経由で行くことにしました。 平塚や箱根方面の現地調査では通常はこのルートを使用していますが、いつもながら仕事とはいえこのルートをドライブするのはとても気持ちがいいものです。

湘南ハイムの管理事務所には10時のアポを取っています。 金沢区の事務所から逗葉新道を抜けると一気に視界が開けます。 逗子海岸です。 海を左に見ながらのドライブはとても楽しいですね。右側には単線の江ノ電、左には木材座海岸となると、もうリゾート気分満開ですね。

腰越海岸を抜け左に江ノ島を見ながら少し進むと辻堂海岸に達します。 現地は国道134号の北寄りに位置して居ます。
余裕を持って現地に到着したので、時間調整のうえきっかりと10時に管理事務所にお邪魔しました。

早速構造設計図を拝見しましたところ、現場打ちの壁式構造であることがわかりました。 
一通りデジカメにて設計図を撮影して管理人様にコンクリート強度試験のお願いをしたところ、快く承諾していただきました。
試験場所はいつものとおりPSの内部壁面としますが、このマンションの場合ではPSの扉に施錠がされておりました。
そのため管理人様にご同行の上試験を実施しました。

試験の結果はいずれも基準値を上回っていますので、耐震診断の結果がOKなら適合証明書の発行が可能です。

意外な結末

湘南ハイムFE棟

現地調査を終え、全てがクリアーした報告を仲介会社のご担当に報告しました。
ところが、購入希望者のローン審査が不合格になってしまったので、適合証明は取りやめにするとのこと。 愕然としましたが決まってしまったことはどうにもなりません。

今回の湘南ハイムの場合では、実際の作業工程としてはほぼ90%の進捗に当たります。まだ実際の耐震診断や適合証明書などの発行までは至っておりません。

他の例で言えばもっと進捗をしたタイミングでのキャンセルもあります。 全ての作業を終了させ、実際に適合証明書を郵送する直前でキャンセルになったこともありますからまだ良いほうだといえるでしょう。このような場合でも、当事務所の場合では費用は頂きません。

不動産の売買において実際に決済を済ませ所有権を移転するまではとても多くのハードルがあります。
多くの物件がそれらのハードルに阻まれて成約をしないことも多いわけです。 なのであなた様がお考え
の物件が多少の不安要素を抱えていることは至極当然のことだと思います。
でもそんな場合でもお問い合わせをください。どうぞご遠慮なく。当方ではそのあたりのことは十分に
承知していますから大丈夫ですよ!



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