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新耐震マンションの耐震基準審査日記です
今回のマンションは[若葉台4-4号棟]です。

若葉台4-4号棟の耐震基準適合審査日記

若葉台4-4号棟

若葉台4-4号棟は、1985年に竣工した鉄骨鉄筋コンクリート造13階建て 総戸数74世帯の高層マンションです。開発者は神奈川県住宅供給公社で、若葉台の山ごと開発して宅地造成して造られた大規模なマンション群の中の一棟です。元々山だったところの自然を残しながらの開発のため敷地内に坂が多く、樹木等も極力自然の状況の中で残されていて、子育てにはとても良い環境でしょう。

敷地内の中心には、ショッピング施設、医療施設、スポーツ施設、公共機関、教育施設など暮らしに必要な施設が一通りそろい、一つの街が出来上がっています。高齢者に安心な高齢者専用住宅や、小さい子どもも遊べる公園なども配され、団地内でコミュニケーションを図れます。

若葉台団地の最大の魅力は、豊かな自然を間近に控えた住環境の良さといえるでしょう。豊富な緑に恵まれ、落ち着いた心地良い暮らしを実感できます。若葉台団地から東急田園都市線青葉台駅をはじめ、JR横浜線十日市場駅・長津田駅、相模鉄道本線横浜駅・三ツ境駅など多数の駅へのバスが運行しています。



若葉台4-4号棟現地調査

若葉台4-4号棟

依頼主は購入予定の個人様でした。 ほとんどの場合では不動産仲介会社の営業マンを通じての依頼が多いですが、たまにこのように購入者個人様からの依頼も入ります。 このようなケースは「旧耐震」の耐震基準適合証明の依頼のときが多いのです。

旧耐震では耐震基準適合証明は取得できないと担当の不動産会社から通告され、諦めきれない購入希望者がインターネットでクランツ事務所を探し当てて問い合わせてくるケースです。しかしながら今回はそのようなことではなかったようで、仲介会社のスタイルがそのようにさせていると感じました。

私自身でも、若葉台のマンションを若い技術者だったころに建設に携わったこともあり、とても思い出深いマンションでもあります。その当時の神奈川県住宅供給公社は日本一の品質を標榜していて建物の出来具合はハイレベルなものがあります。 実際に現地調査をしてみても、構造クラックはもとよりコンクリート中の石灰成分が建物外壁の表面に抽出する「エフロレッセンス」も認められず、高いレベルで維持管理が成されていることが確認できました。



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